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ハイテク建築とリチャード・ロジャース
歌舞伎町プロジェクト 林原第5ビルは、新宿・歌舞伎町のはずれに位置するオフィスビルです。この建築の設計には、ハイテク建築（ハイテック・スタイル）の代表例として知られるポンピドゥー・センター[1977]の設計を行った、リチャード・ロジャースが携わっています。
ポンピドゥー・センターではハイテク建築の特徴である、設備配管などが露出された表現がなされていますが、この歌舞伎町の建築においても、屋外階段や、エレベーターやトイレが納められたコア部分が露出され、リチャード・ロジャースならではのデザインを見て取ることができます。
6階以上に位置するオフィス部分は、コアのみならず柱も追い出された無柱空間であり、デッドスペースの少ない効率的な執務空間が実現されているようです。
足元にはガラスに覆われた「グラスハウス」があり、地下２階まで吹抜けています。黄色や青といった鮮やかな色彩も魅力的です。
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DATA
歌舞伎町プロジェクト 林原第５ビル / Kabuki-cho Project, Hayashibara 5th Building
・主要用途：事務所
・設計：リチャード･ロジャース･パートナーシップ＋アーキテクトファイブ
・所在地：東京都新宿区歌舞伎町2
・敷地面積：1,195.02m2
・建築面積：246.12m2
・延床面積：1,757.44m2
・竣工：1993年5月
・階数：地下3階 地上10階 塔屋1階
・最寄りの地図（Mapion）
作成日：2001年2月28日
最終更新日：2013年12月21日
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文章・写真：ida-10 / blog 中二階から twitter