「裏原宿のビル」が立地する裏原宿。ファッションや雑貨等の小さいショップが軒を連ね、住宅が隣り合う街区です。その遊歩道(キャットストリート)に面するこの建物では、LGS(軽量鉄骨)を用いた工法が採用されています。
小売店や住宅がひしめきあうこの地ではクレーンを入れての工事が困難ですが、そうした立地でも木造ではなく、制限10メートルの高さいっぱいに建てたい、という考えから、1,820mm×高さ3,200mmのLGSパネルを用いた工法が採用されたようです。工期が短く済み、簡単に組み立てられるのもこの工法の強みでしょう。
また、この建築ではLGSを用いることで大きな開口(窓)が実現されています。LGSの軽さが建築の軽さとしても表現されているようです。
この建物は遊歩道に面するA棟と、その背面のB棟からなり、その間には裏庭のような空間が生まれています。
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